とある吹奏楽部男子はギターが好き。

こんにちは。とある吹奏楽男子と申します。バンドもやってます。まあツイッターの延長線みたいな感じでやろうと思ってます。

うちのオタクのチューバの先輩…

こんにちは。キング・オブ・偏見です。

副部長のチューバの先輩と話していたんだが、話題が音楽の話になった。

その先輩は結構重度なオタクで、ラブライブとかのDVDを買ったり、アニメの実写化とかに勝手に抗議したりしている。当然、聴いている曲もアニソンとか歌い手とかボカロとか。

まあ僕が一番苦手とし、関わりたくないタイプだが、先輩は先輩なので一応上辺だけでも仲良くしている。

ところが、ある日こいつが1つ気に食わないことを言ったので紹介しよう。

どうやら、こいつ曰く

「最近のポップスとかロックとか歌詞が薄くて聴いてて楽しくない。だからボカロを聴いてる。ボカロの方がボカロPの思いが詰まってる。従ってそれらはボカロよりも劣っている。」

だいたいこんなニュアンス。
これに対して思うのは、



いや、ブーメラン乙。




なにが歌詞薄いだボケ。ふざけんな。

じゃあ仮に歌詞が薄い歌があるとしよう。僕が言いたいのは、それを出力してする媒体のことだ。
人の声で発音するか、機械の合成した音で出力するか。

て言うかお前それとんでもないこと暴露してるから。自分の心は機械の合成音なんかで動かされる安っぽい心ですって言いふらしてるようなもんだから。

じゃあなんだ、初音ミクにマイク持たせりゃチェスターベニントン(R.I.P)が飛んで驚くロングスクリームすんのか?
初音ミクに8弦ギター持たせりゃトーシンアバシも真っ青の変態スウィープすんのか?
初音ミクにベース弾かせりゃライアンマルティニーも黙るタッピングすんのか?
初音ミクにドラム叩かせたらジョージョーディソンも真っ青のブラストビート叩くのか?

まあ、ここまで言うとジャンルが違うので論点も変わってくる。ここまでにしよう。

何はともあれ、JPOP歌手なんか歌詞は自分で書いてないとはいえ初音ミクとかの合成音よりも遥かにいいこと歌ってるよ。明らかに人の心に響いてるよ。明らかに多くの人を救ってるよ。明らかに初音ミクより苦悩を経験しているのではないか。

そんななあ機械に負けるほどボカロ以外の音楽業界腐ってねえんだよ。

では、ここでとあるボカロ曲を紹介しよう。
hope』と言う曲だ。

この曲は、YouTube動画の概要欄で偶然目に付いたものだ。

メタルを目指して作ったのか知らないが、なんだこれ。まあAメロからブレイクダウンまで作り込んであるのは良し、歌詞もかっこいいしブレイクダウンのリフもかっこいい。ドラムは打ち込みだろうが、歌そのものとしては素晴らしい。文句は特にない。ただ問題はボーカルだ。もう凄いよね。
ブレイクダウンのシャウトなんか文字通りノイズですよこんなの。モスキート音みたいになってるぞ。音の処理も雑。車が通ってったみたいにフェードしてった。

そもそもただでさえメタルとかスクリームなんかいろんな人に毛嫌いされるのにそれをボカロでやるっていうね。もう誰得だよ。人のスクリームは不快だが機械のスクリームは良しなのか。

てか多分歌詞書いてくれてなかったからちょくちょく聞き取れない。
僕が聴く曲は大体英語なので、基本的になにを言っているのかなんてわからないけど、ボカロは日本語。母国語だよ?なんで聞き取れないんだよ。まあ、普通の人間でも聞き取れない人はたくさんいるけどね。西川さんとか。

となるとボカロのPVとかに大体歌詞付きで動画になってんのは聞き取りにくいからじゃないの?とか思い始めたところだ。

では、先ほどの曲をとある歌い手が歌ったものはいかがだろう。

違和感が無くなったと言うか、明らかにこっちの方が合ってるよね。曲として。いやメタルばっか聴いて来た自分が言うのも当然だけど。ただ世間一般論でどちらがロックですかって聞いたら明らかに人の生声でしょ。

ブレイクダウンの前の英語で話してるやつは別として、スクリームもノイズと言うほどではない。メタル嫌いからしたらどっちもノイズだけど。

あとこれ。

なに?メタル布教活動だと?なにもメタルじゃないんですけど?いつからボカロはメタル名乗るようになったんだよ。

ジェームズヘットフィールドはそんな曲作ったか?ジェームズおじさんだったら

「メタルを布教だなんて言われてしまって…メタルも堕ちたっすねー。Metal is deadっすわ。もうメタリカ辞めるっす。恥ずかしいっスもん布教活動みたいで。なんか…もう首吊りますわ。」

とか言うだろ。

べつにわざわざボーカルボカロにしてまで布教するほど教徒に困ってないんですけど。
むしろ布教活動した方がいいのはそちらなんじゃないですか?なにメタルの人気にあやかってちゃっかりボカロビジネス展開してんだよ。寄生虫初音ミクは。



まあ、何はともあれ

「人の声はボカロに劣る」

とかいう考えは絶対に間違っている。絶対に。これは多くの人が共感してくれるはずだ。
もしこの理論が真実なら、モーツァルトの前から伝わってきたオペラなんかよりも、初音ミクの方が素晴らしい文化になっているはずだ。
君たちの大好きなアニソンもボカロになり、Mステも様々な初音ミクが登場しているはずだ。

どう考えても文化的というか伝統的な芸術としてというか、その思想は明らかにその音楽のキャリアを無視している。

オペラなんかかなり古い歴史があるし、ポップや歌謡曲も様々な流行や時代背景があって進化してきたし、ロックなんかもビートルズからニルヴァーナからメタリカからスリップノットからと進化をしているのだ。

その中で時代が生み出したボカロはまだ新参者で理解者も少ない。にも関わらず、これらの曲の共通点であり、ボカロとの相違点である「人の声」と言う論点でボカロ以外を劣っていると考え、見下すのは、それは愚かで身の程知らずだ。敵に回す相手がどう考えても違うだろ。

と、思った。

先輩には申し訳ないが、僕はこういう考え方だ。

ただ、初音ミクも開発までの様々な苦労や実験、失敗があり、その上で完成した技術者の努力の結晶でもあるということは考えておきたいところだ。